2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ひとつの楽しみ 

物事を調べることが好きだ。知らない言葉や知らない話が出てくると俄然、好奇心が沸きあがる。解らないことに出会うと、心がワクワクしてくる。調べることは楽しく解ったときの喜びは何ものにも替え難い。 子どもの頃は,読み物も少なく活字に飢えていて、読…

初舞台

アメリカに住んでいた頃、五十五歳の私は、芝居の初舞台を踏んだ。ルイビル大学の教授でコンテンポラリー(現代劇)劇場の演出家のバート氏に「脚本が日本人なので、どうしても日本人の出演者が必要だ」と懇願されて首を縦に振ってしまったのだ。 劇は、清水…

伝えること

今から15年前、私は小さな学童保育所の指導員をしていました。夏休みにPTAが学区の小学校の体育館で、「はだしのゲン」というアニメの映画会をするからということで、声がかかり、私は20人の子どもを引き連れて参加しました。 「はだしのゲン」は、広島…

旅は楽し

旅の醍醐味 人生そのものが旅であるともいわれるが、これまで修学旅行、新婚旅行、家族旅行、研修旅行などいろんな旅をした。私は、予定でがんじがらめの集団旅より、行きあたりばったりのひとり旅が好きだったが、年齢を重ねるにつれて、遠くにでかけるには…

花火

花火 長谷川静 八月七日、私の故郷の山梨県市川三郷町では『神明の花火大会』がある。今は花火大会も各地で盛大に催されるから、その座を譲ったが、神明の花火は江戸時代から日本三大花火大会の一つだったそうだ。市川は、和紙作りが盛んだったから、和紙を…

菊芋

和歌山の生んだ知の巨人、南方熊楠の信奉者で、生物学者のように草花や樹木に精通している友人がいる。今は無二の親友だが、知り合ったころは、ずばずばものを言う人で苦手なタイプだった。さほど親しくないのに私のことを「あなたは花にたとえれば菊芋ね」…

Hさん

苫小牧から離れて一年、いつも何か起きてやしないかと気になるが、幸い全国版で取り上げられるような悪いニュースは入ってこない。ただ、親しくお付き合いして頂いた方々の訃報には耳を覆いたくなる。(アマ)ダンス連盟の会長だったIさん、いつも食事を賄っ…